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胎内記憶 (読んでみたい本) [本のムシ]

どうも、なんだか朝夕だけ秋めいて日中の日差しにビックリしてしまうこの気候。
早く秋一色になってくれないと、体がどっちつかずでしんどいです(><)
スキンだけ、秋気分にしてみました♪

さて「胎内記憶」というのをご存知ですか?赤ちゃんがお母さんの胎内にいた時の記憶のことです。
最近、こういうのをテーマにしてる本の紹介を新聞で読んで気になったワタシ。
早速探してみたら数冊がすでに刊行されて、いれどれにしようか悩むうちに買いそびれてしまいまた
ワタシの認識では「お腹に居た時の記憶」だと考えていたのですが、『お腹に来るまでの記憶』ようするに妊娠前の記憶も取り上げられていました。
どうやって両親を選んだのかとかということです。眉唾モノだな~と思う人も多いかもしれませんが、結構ワタシは信じてます。「子供は親を選んでやってくる。妊娠のタイミングも考えてやってくる」というのが夫婦揃っての考えだったりします(^^)

立ち読みで少し読んだだけなので、いつかはきちんと読みたいな~!
そんな内容を少々(正確な転用ではありませんので、本を見てニュアンスが違うと思われる方がいるかも?あくまで記憶を頼りにこんな感じだったということです)
>お腹に入るための列で順番抜かしする子もいる。そういう子は早く帰ってくることが多い(流産とからしい)でもどうしても早く行ってみたかったんだって
>早く帰って来る子も「産んで欲しいと思ってる子がいるよ」「お母さん体を大事にしてよ」「命ってこんなだよ」とか伝えに行った。
>どういう風に下りるか自分で決めれる。病気を持って行きたいとか、悪いことしたいとか。
病気は一緒に頑張れるから持ってきた。治すのも楽しいから
>幼稚園でいきなり意気投合した二人が揃って「だってお空ではずっと一緒に遊ぶほど仲良しだった」
>お腹が暗くなった時、一生懸命お掃除してた(母が言うには急な不幸で沈んだ時期があった)

胎内およびそれ以前が聞き取り調査として載ってます。みなさんはどう思われますか?
ちなみにワタシはユウタが2~3歳の間に数回聞いてみたことがあります(笑)
「お母さんのお腹に居たのよ、覚えてる?」って、大半はポカン顔で、最後は「そんなことないよ~」と否定されてしまった
まぁ、いつかはきちんと読んでみたいです。


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本のムシ5 最近読んでませんでした。(--; [本のムシ]

久々に読書の記録です。
いやー、最近読んでなかったんですよね(><)
でもって読み終わっても記事にもせず、何冊かあるんですがとりあえず2冊。

○浅田次郎 『憑神-つきがみ-』 新潮文庫

あらすじ>幕末。次男坊の別所彦四郎は学問も出来、直心影流男谷道場の免許皆伝まで授かり、将来有望とされたが嵌められるようにして家を追い出されてしまって、今は兄の所に厄介になっている
そうした鬱々とした気持ちの中、彦四郎は酔った勢いで「三巡稲荷」という稲荷を見かけ願をかけた。
しかし其処は昔から手を合わせてはならぬ!!と言われ続けたところで......!!
やがて霊験あらたかにも「貧乏神」に「疫病神」に「死神」彦四郎の前に現れて...

幕末も幕末。大政奉還が行われた前後を舞台。
その頃の時代背景とともに、人間の心模様も大事な要素として常に濃く描かれてます。
これは映画化されて、その予告編からドタバタのコメディタッチの作品かと思っていたのですがが、そうでもなかった!!
災難を逃れて、一安心。良かった良かったでは終わらない主人公の性格。
そこから社会を照らしてみれば、神様視点と人間視点の違いに、真っ直ぐ生きようとする主人公に時代とともに移ろう人の心。
全てが上手く対比されているようで、共感も同感もありそうで出来ない難しさ。
最後は生きると死ぬの対比が幕末でよりクローズっプされていたように感じます。
単なるコメディ!と思って敬遠してた人には勧めたいな。

○宮部みゆき 『ブレイブ・ストーリー』

あらすじ>おだやかな生活を送っていた男の子に、突然、両親の離婚話がふりかかる。
家を出た父を連れ戻し、再び平和な家族に戻りたいと強く願う少年が向かった先は、運命を変えることのできる女神の住む世界「幻界(ヴィジョン)」だった。
5つの「宝玉」を手に入れ、女神のいる「運命の塔」を目指す彼を待ち受けるものとは!? トカゲ男にネコ娘、火を噴くドラゴン。
コミカルなキャラクター勢とともに、次々と沸き起こるトラブルを乗り越え、少年は強くたくましくなってゆく

映画化されましたし、その映画もテレビで放映されたから御覧になった人も多いかな?
映画は上手くまとめられていて、見やすかったですね。クオリティも高く、なかなか良かったと思います。
ワタシの感想は小説の方で。こちらはハードカバーで2冊分なので、実際の映画よりもはるかに濃い内容となってます。
主人公の冒険する「ビジョン」はまるで現実世界の映し鏡。
宗教や人種の対立、差別、争い、それらがしっかり描かれています。
現実のニュースは難しくても、主人公の立場で一緒に見るなら小学生なんかにはいい教材になりそうなくらい。
願うことで幸せになれる!という単純な図式から離れて、決して奇麗事だけじゃ済まされないというコンセプトははっきり感じました。
ただ、異世界に行くまでがやたら長いので、くじけそうでした(^^;
あと、現実世界で登場の女の子。どれほど関係するのか??と期待していたら全く無関係に近かったのはショック!!
そういう点ではもう少し短く出来たのかな?なんて思って見たりしました。


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本のムシ 浅田次郎 [本のムシ]

今日...あ、日付変わったから昨日の驚いた事
夕刊配達のお兄さん、半袖のTシャツで原付に乗ってた

ブルーな事 >子どもの冬服を追加で出したら悉く「要らない!ナイナイ!」と押入れに突っ込まれた...これで服着せ騒動がまたもや勃発する事確定 

さて今回は映画化されたこともあって浅田次郎さん。
「椿山~」は大分前に読んだのですが、他の2冊は最近です。

『地下鉄(メトロ)に乗って』1994年 第16回(1995年)吉川英治文学新人賞受賞作品。
ある夜永田町の地下鉄の階段を上ると、そこには30年前の1964年(昭和39年)の風景が広がっていた。オリンピックに沸く昭和39年の東京で在りし日の兄を発見する。
というタイムスリップを題材にしたファンタジックな人間ドラマ
堤真一、岡本綾主演で映画化されます。公開間近だったはず。

主人公は父親との確執を持ち、過去の兄の自殺を父のせいと思い、反発することで自身の存在を定義している感じ。そしてタイムスリップし、兄の自殺を止めたはずなのに現実は変わらず、逆に恋人(不倫相手)と共に徐々にさらに遠い過去へと行き来し、若かりし父と知らずに係わり合い、生き様を目撃する。
何ともいえない焦燥感と、憎んでいるのに惹かれてやまない父の生き方、タイムスリップの話はありますが過去を知らずに垣間見て、苦しむというのはあまりないような...。
さすがと言える伏線ですが、失う事でしか得られない真実を突きつける最後は、重苦しいように感じました。
歯切れの良いエンディングを期待すべきではないのかもしれませんが、失った対価として得た物が明確に見えて欲しかったな~。
映画化では過去の再現と、主人公の感情表現がどうされるのか興味あります。

『椿山課長の七日間』2006年
働き盛りの46歳で突然死した椿山和昭は、家族に別れを告げるために、
美女の肉体を借りて七日間だけ“現世”に舞い戻った!

なぜか近代化されてるあの世。ボタン一つで懺悔が出来てしまったりと、正直冒頭のあの世シーンだけでも面白い。
そしてオヤジ→美女になり、自分の罪の確認と家族への別れが無事に出来るのか?
コミカルに書かれながらも、あの世の方が人間らしく、現世の方が本音をかくして自分を殺して生きてる感じがするのは何故だろう?
現実世界の話は世知辛いを通り越しそうな、悲しみや裏切りが満ち溢れてる。
それを温かく書ける作者には流石としか言いようがない。発想もさることながら。それに寄って必死になる主人公がとても人間らしく印象に残ります。
これも映画化されるそうですが、メトロより見てみたい作品です。

『沙高樓綺譚』2005年
各界の名士たちが集う「沙高楼」。世の高みに登りつめた人々が、女装の主人の元、今夜も秘密を語り始める...。

5つの話からなるこの小説。名士達が本来ならば墓場にまで持っていくはずだった物語。
含みがあったり、時代的にワタシからすると想像しても足りない部分があるので、堪能できたとは言えませんが、人の秘密はこうもあるものか、と思わずにいられません。
全ての話が全くの別ジャンルという事を考えれば、作者の幅が広いのには唸らされます。
撮影所の話は「壬生義士伝」にでも出てきそうな侍が出たり、ヤクザの話では...と、どこかしら他の作品の連想になりそうな感じも。


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本のムシ <野沢尚> [本のムシ]

運動の秋なのか、単に天気がいいんでやる気が起きるのか?
最近、掃除の神が降臨してまして(単に取り付かれただけか?)
洋服ダンスの中身の整理、そして先日はローチェストを移動して裏側の掃除を
朝一からした次第です。(かなり大掛かりだったんで子どもは大はしゃぎ)
ベランダをデッキブラシでこすってみたり。突然思い立ち実行する早さがいつもと違うか(笑)

さて読書の秋!野沢 尚さんの作品をここ最近続けて読んだんで、ご紹介

『深紅』
一家惨殺事件から一人生き残った主人公は、成長しそして家族を奪った加害者にも同じ年の娘がいたことを知る。正体を隠し、彼女に会うが...(吉川英治文学新人賞受賞)
犯罪被害者と加害者、接点をもったことで広がる波紋。それを荒々しさを感じさせないように淡々と描写してる。主人公は常に自分の奥底を覗き込んでいるような描写で、心理的な堀り下げ方が秀逸。異なる二人の共通項が救いなるかと思いきや、思わぬ展開!全体に重いんですが読み応えはありました。

『リミット』
連続幼児誘拐事件の謎を追う警視庁捜査一課の婦警が、自分の息子が誘拐されたことで、
犯人のみならず警視庁4万人を敵にまわすことに……。
子どもが誘拐されるシーンの描写や犯人視点の会話は子どもを持つ親として、非常に精神的に恐いです。世間で報道される誘拐がどこでも起こりうり、自分もしっかりせねば!と本書とは関係ない決心まで起こしました。
子供を対象にした卑劣な誘拐と、蛇頭を絡めた臓器密売を結びつけたストーリーは、スケールが大きくてすごく刺激的。その背景の臓器移植をめぐる日本の法制度の下りなど、かなり私も勉強になりました。子どもの臓器移植を取り巻く環境への一考を促す物ですね。
主人公が逃走するルートでは警察と言う巨大組織の縄張り争いにつけ込むところや、犯人との対決シーンはドラマや映画向けのようにも思いました。

『魔笛』
白昼の渋谷を襲った無差別爆弾テロ!爆風を背に立ち去ったのは、公安が過激な教団に送り込んでいた女だった。何が彼女を変えたのか?
明らかに、とある実在の宗教団体を意識した設定が、 この傑作を文学賞から遠ざけたといういわくつきの作品
宗教団体の内部だけでなく、公安、爆発物処理班など、 日頃あまり現れない警察組織の描写も多い。 特に公安は作品のなかでのウエイトも大きく、一般に知られていないから初めて知ることが多かった。ただ追い詰める刑事役の設定とかは現実味がないかな~。
盛りだくさんで、それでも読み進まずにはいられない勢いがありました。オススメです

『恋人よ』
これはテレビドラマのノベライズ。岸谷五朗さん(字あってるかしら?)鈴木保奈美さん、佐藤浩一さん、鈴木京香さんらが出演してました。
ワタシはドラマも観たし、読んだし、かなり好きなんすよね。
なんというか潔癖なまでの潔さ、家族や夫婦という曖昧さが相容れないようで混在していて。
ここまで人間強くなれたら素晴らしい人生になるんじゃないかと本気で思いました。
ドラマで使われていたセリーヌ・ディオンの「to love you more」もヒットしましたね。
美女と野獣(ディズニー映画)の主題歌で彼女を好きになっていたんですが、一気にこれだはまった記憶があります。でも主題歌が洋画で権利ややこしいとかで再放送1度かな?作者が亡くなって記念でDVDが出たんですけど、もったいないな~。


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本のムシ 子どもと一緒に [本のムシ]

今回は絵本
「おばけのバーバパパ」
知ってる人がたくさんいると思う。キャラクターとしても人気があるもんね。
そんなバーバパパ、土の中から生まれたのは知ってます??
植物が芽を出すように、ニョキッと生まれてきたの。
ワタシは子どもの頃、バーバパパを読んでたのにその話はちっとも知らなくて。
しかも、大き過ぎるという理由で動物園に入れられたりと波乱万丈なバーバパパ...
体が自由自在に変えられのも、動物園で気づいたんだよ(^^;
バーバパパの家族との話は講談社、ワタシの言うのは偕成社からのです。
ちなみに絵のタッチも全く違うので面白い。
機会があれば見比べてみて!うちの子は家にあるのが偕成社版なんで、講談社のカラフルなバーバパパは「ちがう」といって受け付けません(--;


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本のムシ [本のムシ]

ども、子どもにDSとられてしまった(笑)
『間違い探し』のゲームなんですが、興味を示したのはいいが「かしてごらん」だって(--;
それ、ワタシがよく言ってるよね?
貸してみたところ、タッチペンが適当な丸でもそれなりに読みとってくれるし、適当に丸つけてもなんだかヒットしたりで、大変お気に召したらしく返って来ませんでした(><)

そんな事とは関係なく(いやー前フリ長い)本が好きでして、最近また読書もしてるのでその中から

「この世をば」 永井 路子著
タイトルでピンときた人もいるかな?上下巻なんで若干長いけど、藤原道長が主人公です。
歴史で出てくる道長は栄華を極め、剛毅にして勝利者然としてるイメージが強い。
でもこの本では、兄達の不慮の死から運良くトップに立った、平凡児という切り口で描かれてます。なんだか冴えないの一言に尽きる道長に、少々同情してしまうような下りもあり、私は面白かったです。ついでに、道長の周りの女性が生き生きしてるのは、時代もありながら永井さんらしい取り上げ方(男性一辺倒)ではないなぁと思います。
結構、戦国時代までは女性も強かったんですよ(余談)今も強いかな?


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